身体と脂肪について



身体と脂肪について

体脂肪は身体にとってなくてはならない大切なものです。

しかしすべてのものにバランスが必要なように、
体脂肪にも許される分量というものがあります。

適度な量の体脂肪は人体を健康に保ちます。

体脂肪は暑さや寒さから身体を守ってくれます。
外の温度をさえぎり体内の臓器の温度を一定に保ってくれる役目があります。
なので、体脂肪が少ないと、体温を平熱に保つことが難しくなってきます。

よく「痩せてる人は寒さに弱い」とかいいますが、
それはこの部分に起因しているのでしょう。

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また取り込む栄養の摂取量を調節したり、
代謝を調節したりといった役割もあります。

このように、体脂肪は本来であれば私たちの身体の機能を維持するために、
大きく働いているのです。

熱とエネルギーを蓄える体脂肪は、古代の食糧供給が安定していない時期では、
とても大切な存在であったのです。

まだ農耕牧畜も発達していない太古の昔は、
武器もなく狩猟も出来なかったので、木の実やキノコを採っては食べ、
また小動物を捕らえては食べていた時代でした。

そのような時代に飢饉のために栄養を体内に蓄えるためには、
体脂肪の役目は重要だったのです。

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しかしナゼか最近、体脂肪は悪役扱いです。

それは、体内に余分な体脂肪が蓄えられてくると肥満となり、
いろんな病気を引き起こすことがわかってきたからです。

もうひとつは、体型のカッコよさを中心に考える女性が増え、
余分な体脂肪が蓄えられた肥満形を嫌い始めたということです。

若い女性のほとんどは「痩せすぎ」であるようです。
これは、3度の食事をキチンと摂っていないことが原因でしょうね。

けっきょく、体型重視から極度に体脂肪を遠ざけて来た結果でしょうが、
体脂肪は適切な量であれば「悪者」ではありません。

むしろ身体を守ってくれる心強いガードマンなのです。



体脂肪のエネルギーが不足しているとどうなるかというと、
他のところに貯蔵してあるエネルギーを使い始め、
遂にはタンパク質までも使い始めます。

すると疲れやすさや根気のなさが目立ってきます。

特に女性は子孫を産み出していくという重要な役割があるので、
脂肪は非常に大切な存在です。

お腹やお尻の脂肪の役割ですが、
これは、妊娠したときに、お腹の中の赤ちゃんを守る防弾チョッキになるのです。

つまり外部からの様々な衝撃から胎児守る大切な存在なのです。

ですので、体脂肪は「多すぎず少なすぎず」を目標にキープしていきましょう。